先週に参加した美味しい夏野菜の作り方教室で教わった各種野菜の作り方を備忘録としてまとめました。今日はきゅうりの作り方を紹介します。
ちなみに、野菜作り教室が開催された場所の環境に適した栽培方法です。私の住んでいるところは、京都市内から車で30分ほど走った京都の郊外で、1年間の気候はこんな感じです。

気象庁HPより
同じような気候のところに住んでおられる方は、同じような栽培方法が適していますが、気候が異なるところに住んでおられる方は、植え付け時期や収穫時期は、地域に合わせた時期に行ってください。
きゅうりの作り方
○土づくり 苦土石灰100~150g/㎡、たい肥6~8ℓ/㎡、化成肥料100~200g/㎡、骨粉100g/㎡
○土壌酸度 弱酸性~中性
○種まき 3月中旬~7月上旬
○植え付け 4月下旬~7月下旬
○植え付け株間 60cm
○追肥 定植の2週間後、株元に10g、以後、2週間毎に1回 30g/㎡を施す。
○管理 5節目までの子づるや、雌花は摘み取る。
親づる1本仕立てとし、6節目以降の子づる、孫づるは葉を2枚残し摘芯する。
一番果、二番果は10cmくらいで若取り、または、摘果する。


○収穫 6月上旬~10月頃に収穫します。
※収穫したばかりのきゅうりはイボが尖っています。よくスーパーや八百屋で売っているきゅうりは流通している途中で、次第にイボがとれたものです。イボが尖っていると雑菌などが付きやすくなっていますので、料理に使う前に包丁の背でイボを落とすのがオススメです。
きゅうりの特徴
きゅうりは、大きく分けると中国北部から入った華北系と言われる’白いぼきゅうり’と、中国南部から入った華南系と言われる’黒いぼきゅうり’に分けられます。このうち、白いぼきゅうりが日本で栽培されている本種の大半を占めています。
緑色が鮮やかで、皮が薄く歯切れが良いのが特徴の’白いぼきゅうり’は日本で流通されている種類の大半を占めています。一方、黒いぼきゅうりは、皮が固く、苦みがあるので日本での流通は少なくなっています。
白いぼきゅうりは、果肉がみずみずしく、水気の多い品種なので、生食のほか、どんな料理にも合う味になっています。
代表的な品種としては、12~6月に収穫の冬春きゅうりである「マジカル1号」、「はいグリーン」、7~11月に収穫の夏秋きゅうりである「豊美」などがあります。
きゅうりは、その大部分(95%)が水分ですが、カリウムが含まれることから、むくみの予防や利尿作用、高血圧の抑制効果が期待できます。さらに、ナトリウム、カルシウムが微量含まれているので、多量の汗をかいた後の水分補給にも最適です。
そのほか、ビタミンA、ビタミンK等のビタミンや亜鉛、マグネシウム等のミネラルも、少量ながらバランスよく含んでいます。生で食べられる野菜なので、サラダなどにして毎日食べても体に良い野菜です。
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