先週に参加した美味しい夏野菜の作り方教室で教わった各種野菜の作り方を備忘録としてまとめました。今日はナスの作り方を紹介します。
ちなみに、野菜作り教室が開催された場所の環境に適した栽培方法です。私の住んでいるところは、京都市内から車で30分ほど走った京都の郊外で、1年間の気候はこんな感じです。

気象庁HPより
同じような気候のところに住んでおられる方は、同じような栽培方法が適していますが、気候が異なるところに住んでおられる方は、植え付け時期や収穫時期は、地域に合わせた時期に行ってください。
ナスの作り方
○土作り 苦土石灰 100~150g/㎡、たい肥 6~8ℓ/㎡、化成肥料 100~200g/㎡(チッ素(N)8:リン酸(P)8:カリウム(K)8)、骨粉 100g/㎡
○種まき 2月下旬~3月上旬
○植え付け(苗植えする場合)4月下旬~5月下旬
○植え付け株間 60~70cm
○追肥 定植の2週間後、株元に10g、以後2週間に1回のペースで30~50g/㎡の量を施す。
○管理 一番花の下のわき芽を2本残し、第2~3主枝とする。(3本仕立て)
第2~3主枝より下のわき芽は摘み取る。

各主枝から出たわき芽は、花の上の葉を1枚残して摘芯し、収穫の際、ナスの下で切り戻す。
○収穫 6月下旬~10月上旬頃
ナスの特徴
ナスは、古くから栽培されてきた野菜で地方独特の品種も多く見られ、火を通したときのなめらかな食感とくせのない味なので、どんな料理とも相性が良いことからなじみ深い野菜の一つです。国内で栽培されるナスは、果実の大きさと形により分類され、全国で最も多く出回っている中長ナス、関東一円で多く出回っている卵形ナス、東北と関西以西で出回っている長ナス、九州の大長ナスを主として、京都の賀茂ナスの丸ナスのような地方独特の形も見られます。
近年では、栽培が容易なことと色々な用途に向くことから、中長ナスが全国的に生産されています。比較的多くの産地で栽培されているナスは、千両二号という品種で中長ナスの一種となっています。
ナスの生育適温は20~30℃で、昔は夏の野菜のイメージが強かったですが、ハウス栽培の普及により通年で栽培されるようになりました。ナスの生産は、出荷時期により大きく夏秋ナスと冬春ナスに分類されます。
ナスに含まれる成分の90%以上が水分であるために、よく「ナスは栄養がない。」と思われることが多いですが、ビタミンKやカリウム、葉酸をバランス良く含んでいるだけでなく、食物繊維が豊富なため生体調整機能に優れていると言われています。
ナスの紫色の皮に含まれるポリフェノール成分、ナスニン(アントシアニン)は、抗酸化成分として活性酸素や高血圧の予防等にも効果があります。
ナスは油との相性が良いため、炒めものや揚げものにするとナスの味が引き出されて、とても美味しくなります。また、体力が落ちていたり、疲れているときなどは、ナスとお肉などを上手に組み合わせて、スタミナ料理を作ることができます。
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