野菜作りの本ってどれがいいの?

オススメ本

 昨日、ベビーリーフの葉がしおれていたため、気温の高さがとても気になっていました。ベビーリーフの適正な生育気温は15℃~25℃と言われています。昨日の京都の最高気温が23℃だったので、まだ、生育が悪くなるような気温ではないはずです。

 「直射日光が強すぎ?」

 「ベランダなので、風が強すぎて葉が倒された?」

 「肥料不足?」

 などなど。考えることが尽きません。

 そんなときに頼りになるのが、栽培の園芸本なのですが、私がもう、10年以上使っている野菜づくりの本がこれです。

 「藤田智の野菜づくり大全」(NHK出版)

 これ1冊で、これまで育ててきた野菜の作り方は全て載っていました。

 また、監修している藤田智さんは、TV「NHK趣味の園芸」の野菜づくりの先生としても有名です。  

 この番組、興味ある種類の野菜を育てる回は毎回、録画して見ているんですが、ほんとに分かりやすくて、家庭菜園の参考になります。もう、13年も続いてるんですね!

 そんな私のバイブルのような本ですが、もう10年以上も使ってきて、「温暖化も進んで来てるし、10年以上も前の栽培本が正しいのかな~?」とか「昨日のベビーリーフのしおれた原因は何だったのかな?」とか考えていると新しい野菜づくりの本が欲しくなって、仕事帰りに本屋さんに探しに行ってきました。

野菜づくりの園芸本を選ぶときのポイント

 本屋さんに行くと、たくさんの園芸本が並んでいます。例えば、野菜づくりの本だけ見ても、たくさんあって、どれを選んだら良いか迷ってしまいます。全部、1つ1つ読んでいる時間もないので、私が園芸本を選ぶときは以下のポイントに絞って選びました。

 ①これから2~3年で自分が育てたいと思っている野菜の育て方が載っているか。

 ②露地栽培とプランター栽培の両方の栽培方法が載っているか。

 ③土作りの方法(土の種類や肥料の種類)が豊富に載っているか。

 ④害虫や病気の情報が載っているか。

 ⑤連作障害についての情報が載っているか。

 この5つのポイントに絞って、探しました。

 まず、①の理由ですが、当たり前のことですが、たくさんの種類の野菜を育てたいと思ったときに、その種類ごとに本を買っていたら、本の量が増えていきます。どうせなら、1つの本に、自分の育てたいと思っている野菜が全部載っているほうがいいですね。

 次に②の理由ですが、私は去年まではミニ畑とその周辺だけを使って野菜や果物を育ててきましたが、今年から、たくさんの種類を育てるためにベランダを使ってのプランター菜園も行うようになりました。なので、露地栽培だけではなく、プランターでの育て方の情報も必要になります。露地栽培だけで栽培する方は、必要ないかもしれませんね。

 ③の理由は、作物を育てる時の最初に大事なことは、やっぱり土作りです。これも、土作りの本を買えば良いのですが、なかなか色んな作物ごとに土作りの本ってないんですね。だったら、野菜の育て方と一緒に載っている方が良いと思いました。

 ④の理由は、何と言っても家庭菜園の大敵は、害虫と病気です。特に、葉や実の症状や食べられ具合だけ見ても素人には分かりません。そんな時に専門の情報があるととても重宝します。

 最後に⑤の理由ですが、畑でもプランターでも毎年、色んな種類の作物を育てるときは、連作障害の有無や何年置きに育てたら良いかという情報はとても大事です。これを間違ってしまうだけで、収穫の出来具合や量にとても大きく影響してきます。この連作障害の情報が、育て方と一緒に載っているととても見やすいです。

たくさんの本の中で私が買った野菜づくりの本

 上の5つのポイントを絞って探したんですが、これらのポイントを全て網羅していて、読みやすい本は1冊しかありませんでした。

 「新野菜づくり大全」(NHK出版)

 

 「何だ、結局それか~!」と思いますが、私の使っていた本の新版が、2年前に出ていたんですね。そういえば、TVの趣味の園芸で紹介されてたような記憶がありました・・・

 中身を読んでも、とっても読みやすく使いやすそうです。

 また、栽培スケジュールなどの情報が、ここ最近の温暖化に対応していて、以前のものと比べるとリニューアルされているところがありました。

 これから10年は、この本で野菜づくりが楽しめそうです。

 

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