昨年に続き、じゃがいもを育てるために種いもを購入しました。
じゃがいもは、食用のじゃがいもを種いもとしても、育てることができますが、ウイルスなどに侵されている可能性が高いので、必ず、市販の種いもを使用します。
じゃがいもの種いもは、「指定種苗」といって、国(農林水産省)の専門の人が毎年、栽培中に病害虫の検査を行い、この検査に合格しないと種苗として移動することができない決まりになっています。
これは、「農業生産の安定を図るため、種苗の健全性が収穫に大きく影響を及ぼす作物については、国が指定種苗として指定し検疫を行う。」ことになっているからです。
購入した種いもにも、検査の合格証が貼られていました。
この1袋に種いもが12個入って、298円でした。
昨年の男爵いもも、同じ量くらいの種いもで30個以上のじゃがいもが育ったので、なかなかのコスパです♪
昨年は、「男爵いも」を育てたので、今年は、「メークイン」を育てることにしました。
この種いもをすぐに畑に植え付けするのではなく、芽出しという作業を行います。
じゃがいもの芽出し
市販の種いもは、まだ芽がそれほど出ていません。
このまま土の中に植え付けてしまうと、太陽を浴びることがないため、なかなか芽が出てこなくなり、場合によっては、そのまま枯れてしまうこともあります。
土の中に植えた時に、芽がある程度、出てきた状態になっていると、その勢いのまま、ぐんぐん芽が生長していきます。
これは、じゃがいもがある時期までは、休眠する性質があり、この時期を過ぎると急に芽が出始めます。
この時期を狙って、少し、芽出しをしてから植え付けすることが、じゃがいも栽培を上手にスタートさせるコツです。
芽出しは、なるべく暖かく、陽当たりの良い場所に置いておき、夜も気温が低くならない場所に置いておきます。
気温の目安としては、10~20℃なので、我が家の中で一番、陽当たりの良い場所に置いておき、夜も室外には出さないようにします。
この状態で10日間~2週間ほど置いておけば、芽が出てきて、植え付けに適した状態になります。
じゃがいもの土づくり
芽出しをしている間は、植え付けできませんが、その間にミニ畑の土をじゃがいもに適した状態にしておきます。
先日、レモンの木を撤去した畑を使いますが、土が足りないので、再生した培養土を一面に入れることにしました。
じゃがいもを育てる土は、酸性気味でもOKで、適正なpHは、5.0~5.5なので、植え付け前のpHが6以下であれば、苦土石灰を混ぜておきます。
再生した培養土なので、おそらく6以上はあるだろうな~と思いつつ、念のため、土壌酸度計を使ってpHを測定しておきます。
予想していた通り、pHは6.4もあったので、苦土石灰は不要です。
昨年、育てた男爵いもの種いも購入価格が約400円で、収穫できたじゃがいもの時価がトータル1000円以上となり、原価割れはしなかったので、今年もたくさん収穫して、食費の節約をし、無農薬の栄養たっぷりのじゃがいもを食べたいですね。
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