メロン苗の植え付けとベランダ栽培するときの注意点

メロン

 昔から高級な果物のイメージのメロンですが、家庭菜園でも栽培することが可能です。

 しかし、品種によっては、家庭菜園で育てるには難易度が高いものもあり、私も過去に枯れさせてしまったり、ウリハムシに葉を食べられて育たなかったり、形の良いサイズのメロンを育てることができた経験がありません。

 今回は、数年ぶりに挑戦してみたくなり、苗の植え付けを行いました。

家庭で育てやすいメロンの品種選び

 メロンの品種には、「ネット系」の品種と「ノーネット系」の品種があります。

 私は、この「ネット」の意味を、初めてメロン栽培した時に、栽培にネットが必要なものとそうでないものと勘違いしていました(^^;

 これはメロンの表面が網目状になっている品種を「ネット系」、網目になっていない表面がつるつるした品種を「ノーネット系」と呼びます。

 また、メロンの果肉の色によって、赤肉系、青色系、白色系などにも分かれます。

 家庭菜園で栽培しやすい品種には、以下のものがあり、植え付け時期が4月下旬~6月上旬で、収穫時期は7月上旬~8月中旬になります。

〇ころたん

 青色と黄色のコントラストをしたネット系メロンで、果実の大きさは300g~500gほどの小型サ  イズなので、プランターでも育てやすく、1株から10果以上の収穫が可能な省力豊産タイプのメロンです。

〇かわい~ナ

 青白色系のノーネット系メロンで、果実の大きさは250~300g程度で、メロンの品種の中では最も小型の種類になるので、とても育てやすいです。

〇パンナ

 青色のネット系メロンで、果実の大きさは1.3~1.5㎏にもなります。糖度が15%以上の高さにもなり、品質が安定している上に病気にも強いので育てやすい品種の一つです。

〇プリンスメロン

 赤色のノーネット系メロンで、果実の大きさは500~600gになりますが、プランターよりも露地栽培に向いた品種です。

〇レノン

 タキイ種苗が交配育成した赤色のネット系メロンで、新しい品種で、果実の大きさは、700g~1㎏くらいになります。耐病性が強く、メロンに多いうどんこ病にも強いです。

〇アニバーサリー

 黄緑色のネット系メロンで、果実の大きさは1㎏前後になります。うどんこ病に強く早生種なので、早めに収穫したい人にはおススメの品種です。

 私が苗を買いに行ったときには、パンナ、プリンスメロン、レノンの3種の苗しか販売していなかったので、「病気に強い」ことからレノンの苗を購入しました。

メロン苗の植え付けと家庭で育てる時の注意点

 レノンの苗2株を植え付けするので、プランターのサイズは、長さ70㎝×直径30㎝×深さ30㎝のものが余っていたので、それを使いました。

 品種にもよりますが、果実の大きさが1㎏近くなるような品種であれば、株間は70㎝~80㎝以上、取る必要があるので、2株、植えるのであれば、もう少し長さのあるプランターのほうが良かったかもしれません。

 わざわざ、プランターを購入したくなかったので、余りものを使いました(^^;

 土づくりは、1週間ほどまえに培養土に有機質肥料を混ぜておきました。

 プランター栽培における注意点ですが、メロンは、雨に当たりすぎるとうどんこ病などのウイルス病が発生したり、アブラムシが寄ってきやすかったり、果実も傷みやすくなるので、プランターは軒下などの雨に当たらない場所に設置するのが理想です。

 私もベランダの軒下にプランターを設置しました。

 株間は45㎝の間隔で植え付けました。

 メロンは茎が伸びて、つるをまいていくので、四方に支柱を設置する必要がありますが、まだ、苗が小さいので仮支柱を立てて固定しておくことにしました。

 メロンの植え付け時期は、6月まで可能なので、もう少し育ててみたい気もありますが、我が家の家庭菜園スペースが限界なので、今回はあきらめることにしました・・・

 これで、我が家で育てている野菜・果物の種類が16種にもなったので、品種はこれ以上、増やさずにあとは栽培管理に専念していきます!

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