ベランダで育てている九条ねぎは、昨年の12月から、大きくなった葉を根元から切って収穫し、そこから、また葉が大きくなり、それを切って収穫し・・・というのを半年近く繰り返してきました。
まだ、成長が弱くなりつつも、収穫を続けることができています。
九条ねぎは、1本の苗が何本かの苗に分かれて成長していくため、最初は少なかった葉もどんどん増えていくため、長期間に渡って成長を続けます。
今日は、この九条ねぎの株をいくつか掘り起こして、ミニトマトのコンパニオンプランツとして利用することにしました。
コンパニオンプランツを行うメリット
コンパニオンプランツを日本語に訳すと「共栄植物」という言葉になります。
これは、異なる種類の植物が、同じ場所で生育することによって、互いの植物の弱点を補い合って、結果的に両方の植物の生育が良くなるような植物の相性ことを指します。
例えば、多くの植物と一緒に植えると良いと言われているにんにくは、きゅうりやなすと一緒に植えると腐ったり、枯れたりするのを防ぐ役割があると言われています。
このように、家庭菜園においても、コンパニオンプランツを行うことによって、作物を植えるスペースを有効活用できたり、病害虫を予防できたり、生育を促す効果が期待できます。
昨年も梅雨入り前に行いましたが、梅雨入りしてから雨が多くなり、病害虫発生の確立が高まってきたので、その予防のために、ミニ畑のミニトマトにコンパニオンプランツで相性の良い他の植物を植えることにしました。
ミニトマトにとって相性の良い植物で、代表的なものには、バジルなどのハーブ類、ねぎ類、ニラがあります。
このどれも、匂いが発生するので、虫を寄せ付けない効果があります。
この中でも、ねぎは、その根っこに共生する拮抗菌が、トマトの根を絡み合うことによって、トマトの葉が昼間に急激にしおれたりすることを繰り返して株が枯れてしまう青枯病を防いでくれます。
昨年は白ネギを使ってコンパニオンプランツを行いましたが、今年は、九条ねぎの成長が良いので、九条ねぎをミニトマトの株の近くに植え付けしました。
九条ねぎをミニトマトの株の近くに植え付ける方法
まず、ミニトマトの畝に植え替えする九条ねぎの株をいくつか抜いていきます。
この時に、葉の根元を持って引き抜くと、根が途中で切れてしまうので、周りの土を掘り起こすようにしてから土ごと1株を地上に出すようにします。
そのあとで土を払ってしまえば、根が長くきれいな状態で株を抜くことができます。
まだまだ、元気に育ちそうな株を選んで、6株ほど抜きました。
次にこの九条ねぎの株をミニトマトの株の近くに植え付けていきます。
かなり葉や実が成長してきたミニトマトですが、これらの茎やトマトの実を傷つけないように気を付けながら、株の根元の様子を見ます。
マルチを引いているので、雑草はほとんと生えていません。
このマルチの穴の端の方に、指を使って、九条ねぎの株が埋まるくらいの穴を開けます。
この時にミニトマトの根が張っていたら、その場所は避けて、別の場所に穴を開けるようにします。
そうでないと、せっかく元気に育っているミニトマトの成長に影響を与えてしまうからです。
雨が降った後だったので、簡単に穴を開けることが出来ました。
穴の深さは、およそ8㎝くらいです。
穴の深さは、ねぎの株の長さに合わせて掘れば、特に何㎝でも良いと思います。
きれいにミニトマトの株の周りに九条ねぎの株を植えることができました。
もう、1株のほうにも同じようにねぎの株を植えておきました。
昨年は、白ネギを使ってコンパニオンプランツを行い、無病息災だったので、今年も、豊作の夏を迎えて欲しいなぁ☆
昨年の白ネギとのコンパニオンプランツの様子は、こちらの記事にも記載していますので、興味のある方は、ご覧になってください(^^♪
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