ミニトマトの植え付け(アイコ)

ミニトマト

 昨日、ホームセンターでアイコの苗を購入していたのですが、突然の大雨が降ってきたため、植え付けができませんでした。一転、今日は気持ちの良い快晴だったので、土が乾いた夕方にアイコの植え付けをやりました。土づくりは、4月3日に苦土石灰と肉骨粉入りボカシ肥料を混ぜておきましたので、土作りから16日目での植え付けになります。

黒マルチの利点と貼り付け方法

 昨年、千果を育てたときには、雑草の草引きが大変でした。特に梅雨が明けた7月頃からは、4~5日に1度は草引きをしないといけないくらい、たくさん雑草が生えてきました。なので、今年は、マルチを張って育てることにしました。

 ミニトマトを育てるときにマルチを使う利点は次のようなものがあります。

・黒色のマルチは、気温の低い時期に使うと、地温の低下を抑えられる。

・畝の多湿状態を抑え、雨による肥料の流出も防いでくれる。

・雑草が生えるのを抑えてくれる。

 まず、マルチの色ですが、透明のマルチは地温を上げる効果が、黒色のマルチは地温を一定に保つ効果が、銀色のマルチは害虫を寄せ付けない効果があるとされています。ミニトマトは、4月中旬~5月にかけて植え付けを行い、これから暑くなってくる季節に栽培を行いますので、透明のマルチで地温を上げる必要はありません。また、私のミニ畑では、ミニトマトに発生しやすいオオタバコガやアブラムシのような害虫は、今まで発生したことがありませんので銀色のマルチも使っていません。なので、地温を一定に保ってくれて、雑草の生えるのを防いでくれる黒マルチを使います。

(プタンターで育てる場合は、わらを使うと同じ役目を果たしてくれます。)

 まずは、16日前に土づくりを行った畝のpHを測定します。

 土壌酸度計は、土に差し込んだまま、5分ほど放置して針の位置が安定するまで待ちます。

 ちょうど、6.8でした。ミニトマトの適正なpHは、6.0~6.5なので、アルカリ性の強い苦土石灰は、今日は撒きません。

 さっそく、マルチを畝の大きさに合わせて切ります。この畝の幅は上面で50cm、長さは150cmなので、畝の幅プラス20cmほどに切ります。長さは150cmちょうどで良いのですが、私の購入しているマルチがちょうど150cm幅のものなので、切る手間が省けます。

 切ったマルチを畝に張り、マルチストッパーで6カ所を固定します。マルチを畝の上にのせて、マルチストッパーで固定するだけで、マルチが張った状態になります。

 そして、マルチの隅々に土を被せて、しっかり固定します。

穴なしマルチで苗の植え付け

 マルチを張ったら、植え付け箇所に穴を空けます。穴のサイズは、苗のポットの大きさに合わせて切り抜きます。いきなりハサミを使って円形に切り抜くと綺麗な円形にきれないので、最初にカッターナイフで切ってから、ハサミで円形に切り抜きます。

 私の購入したポットの大きさが直径8cmほどだったので、まず、マルチの穴を空ける箇所にカッターナイフを使って、直径8cmの十字の切り込みを入れます。その後、ハサミを使って円形状に切り抜くと、綺麗に円形に切り抜くことができます。

 次に、穴の空いている箇所の土をポットの土の大きさだけ掘ります。掘った土は、苗を植え付けた後に上から戻してあげるので、畝の横に置いておきます。

 苗を植え付けた後、その土を戻して、苗がまっすぐになるように、土を触って苗の向きを整えてあげます。この時に、苗を直接、触って整えないように気をつけます。(苗の茎を直接、触って向きをまっすぐにしようとすると苗を傷めてしまう可能性があります。)

 植え付けた後は、先の付いたじょうろで少しだけ、水やりをします。

 園芸本などでは、植え付け後、すぐに仮支柱を差して、茎と支柱を結んでまっすぐに伸びるように誘因すると書かれていますが、そうすると仮支柱を抜いて本支柱を差し直さなければならず、その時に根を傷めてしまう可能性もあるので、私の場合は、仮支柱を使わずに苗が20~25cmくらいの長さになり、しっかり根が張った頃に本支柱を差して、茎と結ぶようにしています。最近の苗は、しっかりしたものが多いので、25cmくらいまでは仮支柱がなくても、まっすぐに育っています。

 ただ、植え付け後、すぐに茎が傾いてきたりするようであれば、仮支柱を使って誘因してあげるのが良いです。

 これで、植え付けは完了です。

 ミニトマトは乾燥に強く、多湿状態だと根腐れを起こしたりするので、土が完全に乾いたら、その都度、土が少し湿るくらいの水やりをして、すくすく伸びていくのを待ちます。

 

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