とても長かった!プランター人参の栽培記録

にんじんの育て方

 昨年の6月下旬に700型プランターに種まきした人参ですが、葉もかなり萎れてきたので、今朝、ようやく全ての株の収穫を終えることができました。

 最後の収穫は、ミニサイズの人参10本でした(^^;

 育てていた品種は、「時無し五寸人参」という品種で、種まきから収穫まで短期間で採れる品種でしたが、冬の寒さの影響で長期間かかってしまいました。

 でも、長い期間かけて育てた人参の味は、格別なものでした。

 そこで、10ヶ月間の栽培を振り返ってみました。

1.プランター人参の種まき

 人参をプランターで育てる場合は、深さが30㎝前後は必要なので、700型のプランターを使用しました。

 そして、使う土は、再生土がなかったので、市販の有機質肥料のみ入った土を入れました。

 品種は、「時無五寸人参」という品種を使っており、やや小さめのにんじんに成るため失敗が少ないので、家庭菜園でも育てやすい品種です。

 人参は、ペレット種子でない小さい種子の場合、芽が出る力が弱いですが、密に種をまいて、隣り合う株が支え合って成長する「共育ち」をすると成長しやすいので、1㎝間隔で深さ1㎝ほどの穴をあけ、そこに2粒ずつ種まきをしていきます。

 最後に土を被せて、少し土を固めて、水やりをたっぷりしておきました。

2.プランター人参の間引きと追肥

 種まきから10日ほど経過すると、ほとんどの種から発芽してきました。

 人参の種は、たくさんの種をまいて、同時に発芽することによって、力強く土を持ち上げて成長力がアップする性質があります。

 そのために、ある程度、芽が伸びてくると、その時々で間引きを行う必要があります。

 新芽の先端に2枚の葉(双葉)が出揃ったころが、1回目の間引きを行う時期なので、1か所に1つの芽になるように間引いていきます。

 レタス系などの葉物野菜の新芽の場合は、根がしっかりと張っているので、土を押さえないと他の芽が抜けてきますが、にんじんの芽は、手でスッと上へ抜くと綺麗に間引くことができます。

 次に種まきから3週間~1ヶ月ほど経過すると、本葉が3枚ほどになってきます。

 この頃に株間が6㎝ほどになるように2回目の間引きを行います。

 そして、2回目の間引きを行った後に最初の追肥を行いました。

 追肥の量は、700型のプランターであれば、有機質肥料である「ボカシ肥料」を30g、プランター全体に行き渡るように追肥を行います。

 その後の追肥は、夏の間は、2週間~3週間に1回、同じ量の追肥を行い、秋~冬にかけては、1ヶ月に1回の追肥を行いました。

3.冬の間の栽培管理と収穫まで

 秋になると人参の葉がとても大きくなってきました。

 夏に種まきした人参の収穫時期は1月~3月にかけて行うので、まだまだ、水やりと追肥を行って育てていく必要があります。

 有機質肥料を使っている場合は、前にまいた肥料が白いカビのようになっている場合がありますが、白色のカビの場合は、ボカシ肥料に含まれている菌がしっかりと働いて、土に含まれている有機質を分解している証拠なので、全く問題ありません。

 そして、寒かった冬を乗り越えて、4月に入って、ようやく、収穫の目安になるオレンジ色の人参が地上に顔を出してきました♪

 最初の収穫は、種まきから約10か月後の4月23日に3本の人参が採れました!

 細~いミニサイズでしたが、長期間に渡って育てた分、とても甘みがありました。

 そして、今日、10本、収穫できたので、合計13本の人参を収穫することができました。

 冬を挟んだ人参栽培は、とても、時間がかかりましたが、味はスーパーのものと比べものにならないくらい、甘みがあったので、春栽培にも挑戦してみようかな(^^♪

にほんブログ村 花・園芸ブログ 野菜のみ(家庭菜園)へ
にほんブログ村

コメント