だいこんは、日本が生産量で世界一を誇る数少ない野菜のひとつです。
日本で栽培されている(種が市販されている)大根は大きく分けて次の2つの品種が中心となっています。
〇青首だいこん・・・根の上部が緑色で、辛みが弱く甘みが強いのが特徴。
〇白首だいこん・・・根の全面が白色で、耐寒性に強く、適度に辛みがあるのが特徴。
この2種類の品種によって、栽培方法も異なってくるので注意しなければなりません。
今年の秋栽培だいこんの品種は、白首だいこんの「時なし大根」を育てることにしました。
この品種は、白首系だいこんの中でも特に寒さに強く、長い期間かけてじっくりと育てる品種なので、次の春まで栽培予定のない畝で育てるには最適な品種だと思い、今日、種まきを行いました。
「時なしだいこん」の露地栽培種まき
じゃがいもの畝と同じように一昨日の台風の雨対策として、畝の上にマルチを掛けていたので、土はきれいに乾燥した状態でした。
この畑は7月いっぱいまで、きゅうりを育てていて8月は1ケ月しっかりと土を休めていました。
そして、10日前に有機質肥料を混ぜておいたので、土づくりはOKの状態ですが、念のため、種をまく前にpHを測定しておきました。
10日前に測定した時は、pH6.6ほどでしたが、今日、測定すると6.8まで若干、上がっていました。
だいこんの適正なpHは6.0~6.5の弱酸性なので、問題ありません。
青首だいこんを栽培する場合はマルチを張るので、栽培中に雨に当たって、pHが下がる心配はありませんが、白首だいこんを栽培する場合はマルチを張らないので、畝全体が雨に打たれるためpHは少し高めでも、ちょうど良いくらいかもしれません。
今日、種をまく「時なしだいこん」は株間を30cmにするので、30㎝間隔で深さ1㎝ほこの穴を開けていきます。
そして、1つの穴に4~5粒の種をまいていきます。
同じだいこん系なので、ラディッシュの種と同じオレンジ色系で似ています。
しかし、できるだいこんの大きさは全く違うので、野菜の世界は凄いですね(^^;
種をまいた後は、土を被せて、風で飛ばされないように土を少し手で固めて、最後にたっぷり水やりをしておきました。
「時なしだいこん」のプランター栽培の種まき
我が家のミニ畑は、長さが1.5mほどなので、種まきは5か所に行うのが精一杯です。
これだけでは、種が余ってしまうので、プランターにも種まきを行いました。
土づくりは、使用済み培養土を再生したものなので、元肥はたっぷり入っています、
700型プランターに再生土を入れていきます。
プランター栽培の場合は、だいこんが大きくなりにくいので、株間20㎝ほどの間隔で育てます。
この穴に4粒ずつ種をまいて、土を被せて、土を固めて、水やりを行って種まき完了です。
だいこんは、順調にいけば、種まきしてから1週間~10日ほどで発芽して双葉が開くので、晴れの日が続いてほしいものです。
にほんブログ村
コメント