秋のベビーリーフ栽培記録(2021年9月~11月)

ベビーリーフの育て方

 先日、9月から育ててきて、11月いっぱいで収穫を終えたベビーリーフのプランターを綺麗に掃除しました。

 ベビーリーフの栽培に最適な気温は、15℃~25℃ですが、日中、10℃以上の気温が続く時期までは、育てることができます。

 よって、京都では、真冬の12月~2月を除いて、年中、ベビーリーフ栽培を行うことができます。

 今年は、3月~6月まで、6月~8月まで、そして、9月~11月までの3期に分けてベビーリーフのプランター栽培を行いましたが、9月~11月までのベビーリーフが、最も葉が大きく、味もおいしかったです。

 そこで、来年の栽培の参考になるように、秋のベビーリーフ栽培の記録をまとめてみました。

1 土づくりと種まき

 ベビーリーフの種まきをする土は、春にプランター栽培で使用していた土をリサイクル処理したものを使います。

 その土は、色んな野菜を育て終わった後に、元々の培養土の袋に取っておいた土で、不純物の除去→熱湯消毒→日光消毒→リサイクル剤の投入といった順序で、リサイクルの処理を行った土です。

使用済みの野菜培養土の再生利用①
 春のベビーリーフに始まり、これまでたくさんの野菜・果物が収獲出来ました。 収獲し終わった後の土は、また、再生利用するために元の培養土の袋に入れていってまとめていました。 そして、使用済みの培養土は、まず、育てた植物の根っこや虫の残骸などを
使用済みの野菜培養土の再生利用②
 6月下旬に種まきを行ってから約2ヶ月半経過したシソの葉とリーフレタスが元気に育っています。 今朝も元気な大葉とリーフレタスの緑色の葉を収獲出来ました♪ 今日の収獲量は、大葉12枚、リーフレタス32gでした。 よく見ると、シソの花も咲いてい

 種は、今年1年間、DAISOのベビーリーフの種を使用しました。

 発芽率もほぼ100%で、生育具合も良く、1袋55円とかなりリーズナブルなので、お財布に優しい家庭菜園を目指している私にとっては、とってもお気に入りの種になっています。

 種まきは、再生土をプランターに入れた後、プランター全体にまんべんなく蒔いていきます。

 種まきした後は、全ての種が埋まるようにプランター全体に1㎝ほどの厚さになるように同じ再生土を被せます。

 ベビーリーフは光がたっぷり当たったほうが発芽しやすい植物なので、被せる土が多くなりすぎないように気を付けるのがポイントです。

 種まきした後は、しっかり水やりをして、次の日からは、最低1日1回、真夏日(気温30℃以上の日)で土がすぐに乾燥する日は、1日2回の水やりを行います。

2 最初の発芽と間引き 

 春に育てていたベビーリーフは、種まきから最初の発芽まで8日かかりましたが、今回は種まきから3日目で発芽し、5日目にはプランター一面に新芽が出てきました。

 間引きの目安は、双葉がたくさん出てきて、新芽が混みあってきたら行います。

 本来は、この時点で間引きをしておけば良かったんですが、「春のベビーリーフは、種まきしてから10日目で間引きしたから、もう少し、様子見しようかな~?」と思ってしまったのが失敗でした。

 10日目には、プランターいっぱいに、土が見えないくらいの新芽が飛び出してしまいました。

(-_-;)

 成長が速すぎっ・・・

 ここまで伸びても、間引きできないことはなかったですが、芽の根元までかき分けるのと間引いたときに土が一緒に盛り上がってくるのを抑えるのが大変でした。

 間引く芽を選ぶ目安は、次の3つがポイントです。

①葉の色が薄かったり、黄色に変色している芽

②周りの芽に比べて成長が遅くて小さい

③茎が長くて折れそうなもの

 これらの芽をピンセットを使って根っこごと引き抜いて、新芽と新芽の間が1~2㎝くらいになるまで行います。

 かなり、細かい作業なので、新芽が短い間に行うほうが、作業がしやすいです。

 今回は、芽を伸ばしすぎたので、3時間近くかかり、とっても大変でした。

(>_<)

 ピンセットの持ちすぎで指がつりそうになりながらも、何とか間引きが完了しました。

3 最初の収穫と追肥の必要性

 間引きを終えて、種まきしてから2週間後には、プランターからはみ出すくらいに、若葉たちが大きく育ってきました。

 ここまで大きく育ったら、園芸バサミを使って収穫していきます。

 葉の茎を残しておいても仕方ないので、大きい葉のなるべく根元から切っていきます。

 最初の収穫は、たくさん採れました。

 春のベビーリーフは、最初の収穫が種まきから5週間以上経ってからだったので、秋は成長のスピードが速かったです。

 気温が高かったことと再生土のリサイクル処理が良かったことが考えられます。

 その後も、順調に収穫でき、最初に収穫(10/9)から、10/14、10/22、10/29、11/4、11/7、11/12、11/27と合計8回収穫できました。

 収穫量は、計146gでした。

 ちなみに、園芸本などには、2~3週間ごとに定期的に液体肥料などを追肥すると書いていますが、葉が元気であれば、追肥は行う必要はありません。

 私も春の栽培では、葉に元気がなかったので、液体肥料を追肥しましたが、今回は最後の収穫日までずっと葉の色も良く、元気に育っていたので、追肥は必要ありませんでした。

 特に、気温が高い日に余分な肥料を与えてしまうと、アブラムシなどの害虫の発生の原因にもなるので、葉の状態を見ながら、必要であれば追肥してあげるくらいで十分です。

 これから本格的な冬になりますが、昼間は、陽当たりの良い場所にプランターを置いて、夜になったら室内に保管してあげれば、生育適温を保つことができるので、毎日のプランターの移動が面倒でなければ、冬でも栽培は可能です。

 ベビーリーフは、葉を切ってしまうと、傷んでしまうのも早いですが、フリーザーバッグとロール布巾を使えば、冷蔵庫で2週間近く保管することが可能ですので、こちらの記事もご参考にしてください(^^♪

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