ミニトマトと白ネギのコンパニオンプランツ

ミニトマト

 こんにちは。今日も京都は、梅雨の合間の晴れの日でほっとしました。やっぱり、雨が続くと作物の生育に良くないので、たまに晴れ間がないと落ち着かないです。さて、2週間前にリボベジで水耕栽培していた白ネギが、だいぶ伸びてきたので、どこに植えようか迷っていました。新しくプランター植えをするにしても、白ネギは、葉鞘部(白い部分)を長くする必要があるためにプランター植えには向いていません。かといって、ミニ畑のほうは、全て作物を植えているのでスペースがありません。

 そんなときに思い立ったのが、コンパニオンプランツでした。

コンパニオンプランツとは?

 コンパニオンプランツを日本語に訳すと「共栄植物」という言葉になります。これは、異なる種類の植物が、同じ場所に生育することによって、互いの植物の弱点を補い合って、又は、一方が補うことによって、結果的に植物の生育が良くなるような植物のことを指します。例えば、多くの植物と一緒に植えると良いと言われているにんにくは、きゅうりやなすと一緒に植えると腐ったり、枯れたりするのを防ぐ役割があると言われています。このように、コンパニオンプランツを行うことによって、作物を植えるスペースを有効活用できたり、病害虫を予防できたり、生育を促す効果が期待できます。

 そこで、リボベジして植え付け場所に困っているネギのコンパニオンプランツに相性の良い植物を探してみました。

 ネギは、ヒガンバナ科の植物で、独特の香りがするので、害虫を遠ざける効果があったり、ネギの根に共生している菌が他の野菜の病気を防いでくれることがあります。ネギと一緒に植えると良い野菜には次のようなものがあります。

 ・にんじん・・・セリ科のにんじんとネギは相性が良く、それぞれの病害虫を遠ざける効果があります。

 ・きゅうり・・・ネギの根に共生する拮抗菌が、きゅうりに起こりやすい土壌からのカビが原因のつる割れ病を防いでくれます。

 ・トマト・・・ネギの根に共生する拮抗菌が、トマトの葉が昼間に急激にしおれたりすのを繰り返して青みを残したまま株が枯れてしまう青枯病を防いでくれます。

 これに対して、ネギとの共生の相性が良くない野菜には、レタス、枝豆、ラディッシュ、ベビーリーフなどがあります。なので、私がプランターで育てていてアブラムシの被害に遭ってきたラディッシュやベビーリーフは、ネギと一緒に植えることができません。

 私が育てている野菜で唯一、ネギとの相性が良いのが、トマトなので、ミニトマトの畝にネギを植えることにしました。

ミニトマトの畝にネギを植え付ける方法

 ネギ(白ネギ)は乾燥した土壌を好み、植え付け時にもわらなどで隙間を作って、成長とともに土寄せしなければなりません。ところが、私の育てているミニトマトは既にマルチを張っているので、隙間を作ることができません。そこで、マルチに穴を開け、土寄せできるくらいには穴を掘って植え付けを行いました。

 2週間ほど水耕栽培していた白ネギですが、青い部分がだいぶ伸びてきています。根っこも何本も生えています。これをマルチに5cmほどカッターナイフで切り込みを入れ、葉鞘部(白い部分)の長さくらいの穴を掘って植え付けしました。

 青い部分だけがマルチの上に出るように植え付けています。写真では少し、分かりにくいですが、真ん中の奥の箇所にも植え付けしているので、合計3カ所植え付けしました。ミニトマトの植え付け場所からは50cmほど離れた場所に植え付けするようにしました。

 これで、病害虫を防いでくれたらいいですね。

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