ミニトマトのわき芽取り

ミニトマト

 こんにちは。毎日、雨が続いて、蒸し暑くなってきましたね。野菜にとって高温多湿には要注意ですが、ミニ畑のじゃがいもとミニトマトは順調に育っています。じゃがいもは、蕾が割れて花が咲き出しました。

 じゃがいもの花言葉は「慈愛」や「慈善」です。この花を見ていると優しい気持ちになってきますね♪

 そして、4月19日に苗の植え付けを行ってから、ちょうど1ヶ月になる横の畝のミニトマトも花をいくつか咲かせて、枝がたくさん伸びてきました。

 伸びてきた枝から、わき芽のちらほら出てきていたので、今日はわき芽取りを行いました。

ミニトマトのわき芽取りの目的と方法

 ミニトマトのわき芽をそのまま伸ばしていくと、それが枝になっていき、どんどん広がっていきます。そうすると、土からの養分がたくさんの枝に分散されて、おいしいトマトの実がなりません。また、枝がたくさんになってくると、風通しと陽当たりも悪くなってくるので、実が大きくならなかったり、病気になりやすくなります。このためにトマトの主枝と側枝の間から出てくるわき芽と取っていきます。このわき芽取りをするタイミングですが、小さくても、伸ばさない枝だと判断したら取っていきます。

 赤い○で囲っている芽がわき芽になります。わき芽を取るときは必ず、手で行うようにします。1つのハサミでわき芽を取っていくと、若い葉がウイルス病などの伝染病にかかっていて、その芽をハサミで切って他の芽にも使用すると伝染しやすくなります。なので、しっかり洗った手で、芽を取っていきます。

 このように芽のなるべく根元に近い場所から摘み取ります。この他にも5~6箇所、わき芽があったので、全て取っておきました。

 そしてよく見たら、この時期になったら増えてくるナメクジも支柱に止まっていました。

ミニトマト栽培で起こりやすい害虫と病気

 ミニトマトの実がなる前の栽培中に寄ってくる害虫の主な種類には、アブラムシ類とコナラジラミ類があります。アブラムシ類は、黄色っぽい色のした1,2mmくらいの小さい虫です。アブラムシ類が発生すると植物の葉っぱの汁を吸いとって枯らしたり、伝染病を植物にうつしたりします。まだ、私はミニトマト栽培ではアブラムシの被害にあったことはありませんが、もし、出現したら、薬剤散布するか、もし薬剤をかけたくなくて、被害が少量なら、セロハンテープに引っ付けて取っていきましょう。

 コナラジラミ類は、白色をした体調1,2mmくらいの小さい虫で、この虫の被害も葉っぱの汁を吸いとったり、伝染病をうつすことです。少しでも、発見したら、セロハンテープやガムテープで取っていきます。

 そして、ミニトマトの起こりやすい病気には、黄化葉巻病、葉かび病、青枯病などがあります。黄化葉巻病は、新葉が黄色くなり、葉巻のように丸くなって縮れて枯れてしまうウイルス病です。また、青枯病は、昼間に葉がしおれて、夜になったら回復するのを繰り返して、やがて青いまま枯れてしまう細菌による病気です。この黄化葉巻病と青枯病には、薬剤が効かないため、症状が出て病気がはっきり分かったら、他の苗や野菜に病気を分散させないために、株ごと抜いて処分します。

 葉かび病については、葉の表面に淡黄色~褐色の病斑が現れて、葉の裏にはカビが発生します。多湿な環境で起こりやすく、特に梅雨の時期は要注意です。この病気は、湿度の高い下の方から発生しやすいので、発見したら病気にかかっている下葉のほうから取り除いていき、薬剤を散布します。

 トマトは、他の野菜に比べて、病気にかかりやすい植物なので、葉の色と生育状態を頻繁に観察してあげるのが必要です。

 花はとっても綺麗なので、害虫や病気にやられないように、見守っていきます。

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