家庭菜園でミニトマトを育てて10年以上になりますが、かなりの頻度で現れる害虫がいます。
それが、ニジュウヤホシテントウ!
別名「テントウムシダマシ」とも言われています。
これは、テントウムシのような見た目をしているから付けられた別称のようです。
そんなテントウムシダマシが、ついに我が家のミニトマトのアイコの葉に現れてしまいました(>_<)
テントウムシダマシが現れると上の写真の我が家のミニトマトのように、葉をバクバク網目模様に食べ尽くしていきます。
葉は、野菜にとって、太陽の光を吸収して光合成を行い、成長につなげる大切な場所です。
葉を食べ尽くされてしまうと最悪の場合、株全体が全滅してしまうことがあります。
そんな大切な葉を食い尽くしていくテントウムシダマシは、まぎれもなくテントウムシのふりをした害虫です!
そこで、すぐに大切なミニトマトを守るために対処しました。
1.テントウムシダマシの発生原因と特徴
一般的なテントウムシは、肉食性の昆虫で、家庭菜園にとっての天敵アブラムシを食べてくれる益虫(栽培に利益をもたらしてくれる昆虫)です。
我が家の家庭菜園でも、昨年はたくさんのテントウムシをプランターに生息させて、たくさんのアブラムシを撃退(食べ尽くして?)してくれました。
しかし、テントウムシダマシは、全く別の昆虫で、草食性の昆虫で、特にナス科の野菜の葉っぱを食べ尽くしていく習性があります。
私は、過去に「やった~、テントウムシが現れた~♪」とのん気に放ったらかしておいたら、いつのまにかミニトマトが枯れて全滅したことがありました(-_-;)
家庭菜園では、敵を知ることも大切です(^^;
このテントウムシダマシは、ナス科の植物の葉に卵を産み付けて繁殖していきます。
そして、その卵を産み付ける時期が、4月~5月なので、ナス科の野菜であるジャガイモの葉に卵を産み付けることが多いため、ジャガイモ栽培を行った後にナスやトマト類のナス科の野菜に被害を及ぼすことが多いです。
昨年もジャガイモ栽培を春に行い、夏からミニトマト栽培を行いましたが、テントウムシダマシは発生しませんでした。
しかし、今年は、ジャガイモ栽培の量を増やしたので、テントウムシダマシが発生したのでは?と思います。
そんな、テントウムシダマシですが、見つけたらすぐに対策を行えば、育てているナス科の野菜が全滅するような被害を防ぐことができます。
2.テントウムシダマシが現れた時の対処方法
テントウムシダマシは、農薬への耐性がないため、1匹でも見つけたらすぐに農薬(家庭菜園用の殺虫剤でもOKです♪)を散布すれば、ほぼ全滅します。
しかし、無農薬栽培を行っている場合は、農薬を使うことができません。
せっかく、この夏の時期まで無農薬で頑張ってきたのに、たかが害虫ごときのために「農薬を使いたくない」と思う方もおられると思います。
そんな時は、もし、テントウムシダマシが、まだ、1株に数匹くらいの発生であれば、そこまで繁殖していないので、手で捕まえて処分していきます。
(1株に数十匹繁殖していれば、手で捕まえていくことは難しいかもしれません。)
我が家のミニトマトは、確認したところ、まだ1株に数匹のテントウムシダマシがいる程度だったので、手で捕まえて、虫かごに入れて捕獲することにしました!
益虫のテントウムシは、手を近づけるとすぐに飛んだり、逃げてしまいますが、テントウムシダマシは、手を近づけても全く反応しないので、簡単に捕獲することができます♪
でも、益虫のテントウムシと同じように、危険を察知すると黄色の汁を出すので手袋は必須です。
簡単に捕まえることができました。
すぐに、虫かごに入れて、捕獲していきます。
我が家のミニトマトは3株、育てていますが、鉢植えの1株には全く発生していなくて、露地栽培の2株に発生していて、今日で10匹くらい確保しました(^^♪
テントウムシダマシは、ナス科の葉の裏に卵を産み付けるので、食い尽くされてしまった葉は切って処分しておきます。
テントウムシダマシの葉を食べるスピードは、それ程、早くないので、これからも見つけ次第、捕獲していくことが大事です。
3.今日のミニトマトのアイコの収穫
テントウムシダマシが発生したミニトマトのアイコですが、侵食された葉以外は、元気に成長を続けていて、今朝もたくさんの実を付けていました☆
真っ赤になった実を園芸バサミで切って収穫していきますが、害虫駆除のために浸食された葉を切ったハサミと同じものを使う時は、念のため、きれいに水洗いしてから実の根元を切っていきます。
これは、万が一、害虫が病気を持っていて、葉が病気にかかっていた時に、ミニトマトの実に伝染することを防ぐためです。
今朝の収穫は、今年、最高の68個の収穫でした!!
害虫が現れても、敵の性質を知っていれば、「恐れるに足らず」ですね♪
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