袋栽培じゃがいもの芽かき作業

じゃがいも

 3月15日に袋に土植えしたじゃがいもですが、順調に成長し、今日、確認したら、葉がとても大きく、たくさん育っていました。

 一番、大きい葉は土の面から20cm以上、成長しています。

 さすがに、もう芽かきをやらないとヤバいかも?と思い、じゃがいもの生育に大切な芽かきを行いました。種いもの植え付けから、ちょうど1ヶ月目です。

1.じゃがいもの芽かきの目的

 じゃがいもの芽かきを行う目的ですが、最初は、じゃがいもの葉がたくさんできたのなら、「それだけたくさんのじゃがいもが取れるんじゃないの?」って思ってました。

 でも、じゃがいもは、種いもの上に伸びた芽からじゃがいもの実がなります。

 たくさん、芽があるとそれだけたくさんの実がなりますが、混み合ってしまって、それぞれの実が小さくなります 小さいじゃがいもや、みどり色のじゃがいもは、ソラニンという有毒物質が含まれているため、食べることができません。よくじゃがいもの芽を取ってから調理するのもじゃがいもの芽には、ソラニンが含まれるためです。

 なので、じゃがいも1つ1つを食べられるようにするためには、大きく育てる必要があり、そのために芽かきという作業が必要になります。

 ちなみに、じゃがいもの葉も、このソラニンが含まれているので、食べてはいけません

2.袋栽培じゃがいもの芽かき方法

 じゃがいもの芽かきを行う方法ですが、じゃがいもに生えてきている芽の中で元気そうな2つの芽だけを残して、後は、根元から切り取ります。

 この時に、手で抜いても良いですが、手で抜いた場合は、種いも丸ごと抜けてしまう可能性もあるので、園芸バサミを使って切り取ります。

 芽かきを行って、1株あたり2つの芽を残したら、こんな感じになりました。

 切った後の芽からは、たくさんの液が溢れだしてきて、生育の勢いを感じました♪

 袋栽培のじゃがいもを芽かきをした後は、追肥と土盛りを行います。

(露地栽培の場合は、「土寄せ」と言って、周りの土を寄せて、株の上に土を盛っていきます。)

3.袋栽培じゃがいもの芽かきをした後の追肥と土盛り

 1回目の芽かきをした後は、追肥を行います。

 じゃがいもは、どれだけ根に豊富な栄養分を送り込むかが大切なので、芽かきを行った後は、根に栄養分を送り込むために追肥を行います。

 我が家のじゃがいもは、有機栽培で育てているので、追肥も有機質肥料を与えてあげます。

 1つの袋に30gの有機質肥料(ボカシ肥料)を土の全面に行き渡るように撒いていきます。

 肥料をまいたあとは、株の周りに新しい土を載せていく「土盛り」を行います。

 この土盛りを行う理由ですが、じゃがいもは、種いもから生えてきた芽から、さらに生えてきた根に実がなります。

 よって、芽が伸びてきたら、土を上に盛っておかないと、できたじゃがいもが地上に飛び出てしまうこともあり、土があまり被っていないと太陽に当たりすぎて、ソラニン(有毒物質)が作られてしまいます。

 土盛りの目安としては、元々の土の高さからプラス5cmくらい土が盛られるように土盛りを行います。

 これで、1回目の追肥と土盛りの作業は完了です。

 この後、順調に育てば、じゃがいもの新芽につぼみが付き始めます。

 そのくらいの時期に、また2回目の追肥と土寄せを行います。

 じゃがいもは、乾燥気味で育てたほうが良いですが、土盛りをした後は、土が乾燥しているので、少し、水やりをしておきました♪

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