じゃがいも栽培（追肥と2回目の土寄せ）

　日に日に旺盛に茂っていくじゃがいもの茎と葉ですが、今日、よ～く見るといちばん上の葉の真ん中に小さい蕾がでていました。

　まだ、ふくらむ前のつぼみです。

　私が栽培の参考にしている「新野菜づくり大全」には、「蕾がつき始めるころからイモが太り始める」と書いてあるので、天気の良い今日、2回目の追肥と土寄せを行いました。

　追肥の肥料は、1回目の時と同様に住友化学園芸の「マイガーデンベジフル」を使います。根肥に良いＫ（カリウム）がチッ素やリン酸よりも多い配合になっています。追肥の量は、30g/㎡が目安で、じゃがいもを育てている畝の大きさも1㎡くらいなので、手のひら1握り分の肥料を全体に散らすように株元へまきます。

　株元へまいた時に畝の斜面から肥料がこぼれ落ちますが、後で土寄せするので気にせず、そのまま放置しておきました。

　前回の葉かきの記事にも書いたように、イモが成長してくるとイモが土の上に出てきて日光が当たりやすくなります。その時にイモが緑色の変色してソラニン（有毒物質）が作られて、食べることができないイモになってしまいます。それを防ぐために2回目の土寄せを行いました。

　じゃがいもができるイメージは、こんな感じです。

　成長に合わせて、土寄せする必要があり、2回目の土寄せの目安が、蕾の出現です。

　土寄せは、畝の下あたりの株元から20cmほど離れた場所の土をスコップで掘って、畝の斜面の土も混ぜるように株元へ盛り上げます。

　そのままだと雨が降ったときに土が流れるので、手で少し押して固めておきます。

　土寄せしたところ、完全に乾燥していましたが、特に水やりは行いませんでした。じゃがいもは、元々、土が乾燥しやすい環境で育ってきたため、乾燥には強く、イモ自体にも水分を含んでいるため、毎日の水やりは必要ありません。よほど1～2週間、晴れの日が続いて土がサラサラ状態にならない限りは、水やりの心配はありません。

　今週は、雨予報の日もあるので、自然の雨に任せておくことにします。