シソがモザイク病にかかってしまった!

シソ

 昨日、元気が無かったシソですが、葉の状態、葉の裏のアブラムシ数匹の様子を見たところ、モザイク病にかかっていたことが判明しました。これから夏に向けて大葉を収穫したかったのに、とても残念です(>_<)

 3株植えているうちの2株は、ここ1週間、ほとんど成長がなく、葉に緑や黄色の濃淡色が出て、葉が枯れたように下を向いています。間違いなくモザイク病の症状です。

 シソは、アブラムシが寄ってこないだろうと判断した私の失敗ですが、次回の教訓として、モザイク病の原因と対処法を記しておきます。

モザイク病の症状と感染した原因

 モザイク病とは、植物の葉っぱに緑色や黄緑色や黄色の濃淡色がまだら模様に現れ、葉や株全体が下を向いて萎縮していく病気です。

 たくさんの種類の植物に発生するウイルス性の病気です。かかりやすい野菜の代表的なものを挙げても、インゲン豆、枝豆、カボチャ、大根、キュウリ、ゴボウ、里芋、じゃがいも、ズッキーニ、トマト・ミニトマト、トウガラシ、ピーマン、トウモロコシ、ニンジン、ナス、シソ、ホウレンソウ、ミツバ等々、たくさんの野菜がかかりやすい病気です。

 伝染する原因は、アブラムシを媒介として伝染することが大部分で、他にも、アザミウマ類やセンチュウ類による伝染だけでなく、土壌からも伝染します。特にアブラムシを媒介とした伝染は、別の野菜が病気を持っていて、その野菜をアブラムシが吸汁加害し、別の野菜の葉を吸うことで感染を広げていきます。

 1ヶ月ほど前から、ベランダで育てているラディッシュ、ベビーリーフ、水菜、小松菜にアブラムシが出現し、てんとう虫を投入して、何とかアブラムシの増殖を抑えてきたところです。ただ、この1ヶ月前に「シソにはアブラムシは寄ってこないだろう~」と安易に考え、てんとう虫を入れていませんでした。他のラディッシュはアブラムシがいなくなり、ベビーリーフと水菜はアブラムシの大部分が減少、小松菜は葉の裏に少し残った感じでした。この時でも、シソにはアブラムシが居座り続け、ウイルスを感染させてしまったのでしょう。この時に、シソにもてんとう虫を入れておけば、被害を防げたかもしれません。

 というのも、今日、撤去したシソの葉の裏を見るとアブラムシが数匹付着していたからです。もう、あとの祭りになってしまいましたが、幸い、1株だけは、まだ葉の色が青々しているので、頑張って欲しいです。

 感染した2株は、撤去することにしました。

モザイク病にかかってしまったシソの対処法と予防できること

 モザイク病が発生してしまったら、農薬などで回復させることはできません。他の株への伝染を防ぐために撤去して、ゴミに出すしかありません。そこで、株ごと引き抜き、処分することにしました。

 引き抜くと、根がしっかり張っていたので、残念でなりません。

 モザイク病は、土からも伝染する可能性があるので、引っこ抜いた後の根っこに付いている土は落とさずに、そのままゴミとして処分します。残った1株に伝染してなければ良いのですが。

 予防法としては、アブラムシなどによる虫を媒介とした感染なので、元気な野菜は、防虫ネットを張ったりして、アブラムシなどが付くのを防ぐしかありません。一度、発生してしまったことによって、他のアブラムシも病原体を持っている可能性があるので、一度、全てのプランターを収獲して、綺麗にするか、使うのを控えていた木酢液を使ってアブラムシを全滅させるのも良いかもしれません。

 いずれにせよ、一度、発生してしまったモザイク病は要注意です。

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