だいこんは、古代エジプトでも栽培されていた最古の野菜の一つで、日本に伝わったのは、弥生時代に中国を経由して伝わったと言われています。
そんな大根を2つに大別すると、青首系だいこんと白首系だいこんに分かれ、青首系は根の上部が緑色で、白首系は根の全面が白色と、生長するにつれてハッキリと区別できるようになります。
我が家で育てている白首系だいこんの「時なし大根」は、白首系に当たり、露地栽培で育てる場合は、マルチを張らずに育てます。
しかし、青首系だいこんも白首系だいこんも、4本の芽を出して、時期をずらして、3回の間引きを行い、1本の株に絞って育てる点は共通しています。
今日は、1回目の間引きは、9月27日に行ったので、今日は、2回目の間引きを行いました。
だいこんを3回も間引きする理由と追肥の重要性
だいこんの種まきは、1か所に4~5個の種まきを行い、その後、3回の間引きを行って、育てる1つの株に絞ります。
最終的に1株に育てるのであれば、最初から1つの芽を育てれば良いのに、どうしてなんでしょう?
大根が発芽すると、その芽から「この土の環境は発芽にイイよ~」という植物ホルモンを出します。
そのホルモンによって、他の種から出た芽に対しても生長を促す効果があります。
よって、1つの種から出た芽が発芽・生長していくことによって、他の種からも、さらに生長が良い芽が出てくることが期待されます。
そして1か所にまいた複数の種から発芽して、互いにホルモンを出し合うことによって、どんどん生長が促されることになります。
これが、1か所に1粒の種だと、周りの生長の影響を受けることがないので、単独で育つことになり、生長が遅くなったり、生長しないこともあります。
よって、大根の種まきは、1か所に複数の種をまいて、そこから、生長の良い株を1つに絞り、たくましい大根を育てていきます。
そして間引きを3回行うことによって、最後まで互いの芽の生長の刺激を受け、最後の1株まで、元気に成長をしていくことになります。
その際に大切なのは、2回目以降の間引きを行う時に、追肥を行うと、減った芽の分だけ栄養を欲するようになり、それを追肥で補うことによって、大根の芽の生長を促すことになります。
追肥も、単に、肥料切れっぽいから行うだけではなく、生長を刺激し合った他の芽の分のホルモンの減少を促す効果があります。
なので、2回目と3回目の間引きの時の追肥は、とっても大切なんです(^^♪
時なし大根の2回目の間引きと追肥
我が家のミニ畑に植えた大根は、1回目の間引きを12日前の9月27日に行いました。
1か所に3本の芽が生長しています。
この中で、一番、生長が良くない1本の芽を間引きます。
手で新芽を引っ張るとスルッと抜けて、間引きを行うことができます。
間引きをし終わったら、1か所に5gの有機質肥料のボカシ肥料を株元にまきました。
そして、間引きをして、追肥した後は、芽の土元が不安定になっているので、周りの土を株元に寄せて、土寄せして、かるく手で土を固めて、芽がしっかりと生長するようにしておきます。
どの箇所も芽を2本に間引きすることが出来ました。
最後に、少し、水やりを行い、肥料と土が混じるようにしておきました。
今年のだいこん栽培は、ミニ畑での露地栽培以外にも、ベランダのプランター栽培も行っているので、こちらも間引きと追肥をしておきました。
我が家の立地上、1階の庭のミニ畑よりも、2階のベランダのほうが陽当たりが良いので、コチラのほうが生長が良かったりします(^^;
露地栽培と同じように、2本の芽になるように間引きを行い、1か所に5gの追肥をしておきました。
ここから、芽も2本に絞られ、新たな肥料も受け取ったので、グングンと成長してくれるハズです。
あとは、生長に必要な太陽が、どれだけ照ってくれるかだな~!!
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