巨峰の木を植えて6年目、ぶどうの実が収穫できるようになって3年目を迎えました。毎年、11月頃に葉が散った後は休眠状態に入り、「本当に今年は花を咲かせ、実がなるのかな~?」と思うくらい、全く何の成長も見せないんですが、春になって暖かくなると急に目覚めたように芽を出し始めるんです。植物って、ほんと冬眠して自然に目を覚ます神秘的な感じがする季節です。
そして、我が家の巨峰もついに目覚めました!
主幹のほうから芽がたくさん出始めました。一番上の芽は、花を咲かせそうな勢いです。芽がたくさん出始めると芽かきという作業が必要になります。
芽かきの必要性
ぶどうの花芽(かが)は、混合芽といって1つの芽の中に花房と新梢の2つがいっしょに入っています。ぶどうの芽は冬の間は成長をやめていて、春になって発育を再開するので、花房の形や大きさや数は、春先の養分の多少によって決定されます。そして、ぶどうの芽は1つの芽からいくつかの芽が出るので、この芽を1つにしてあげることによって、大きく形の良いぶどうを実らせることができます。
そのために、芽から複数の芽が出たときに、1番成長のよい芽以外の副芽を取り除く作業が必要となります。特にぶどうの木を植え付けてから1~2年目は新梢の伸びが悪いことがあるので、芽かきを行って新梢の伸びを良くする必要があります。
ただし、植え付け3年目以降になると、ある程度、樹勢が一定しているので、あわてて芽かきを行う必要がなくなってきます。うちの巨峰の木も、よっぽど複数の芽が大きくなってきた以外は、あんまり芽かきは行っていませんでした。
今日、発見した花芽で一番大きいものでもこんな感じです。
もう少し大きくなったら芽かきしてもいいのですが、しばらくは放置してみます。
この摘み取った芽は天ぷらにしたら美味なので、それはそれで楽しみなんですが・・・
オススメのぶどうの品種
ぶどうの木は一度、植えて摘果させることができると毎年、収獲できるのが魅力的です。剪定や肥料やりなんかは必要なんですが、それほど手間もかからず育てることができるので家庭菜園にはオススメです。また、ぶどうは庭がなくても、横長90cmくらいのコンテナがあれば植えることができ、植え付けて3年目には立派なぶどうの実を収獲することも可能なんです。コンテナに植えると、根の広がりが抑えられ、1年で伸びる枝の長さは制限されるのでコンパクトに栽培できます。ヨーロッパのぶどう畑の写真を見ても高さ1mくらいの木にたくさんのぶどうの房が広がっているものがあります。家庭用に1つの木を植えてもたくさん収獲することができます。
ただし、ぶどうの品種によっては気候を選ぶものや栽培が難しい品種もあります。
栽培が簡単な品種・・・マスカットベリー、ノースブラック、巨峰、シャインマスカットなど
栽培が難しい品種・・・ピオーネ、ブラックビート、ハニーブラック、高墨など
北海道や東北地方は別として、比較的温暖な地方では、巨峰系の種類が栽培がしやすそうです。我が家の巨峰も植えてから1~2年は放置していても3年目に実がなったので、オススメです。
それに巨峰はなんと言っても甘いです♪
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