4月17日に苗を2つ植え付けした万願寺とうがらしですが、今日の収穫をもって半年間の栽培を終えることができました。
葉も黄色く色づいて、枯れて落ちてくる葉も目立ち、着果しても実が大きく育たなくなりました。
そんな中でも、まだ青々しく元気に生長してくれた万願寺とうがらしもあったので、そんな実を採って、今日で栽培を終えることにしました。
ピーマンみたいな形もありますが(^^;・・・最後の収穫は6本でした。
栽培を終えたので、株を全て撤去しますが、2株とも大きく生長してくれたので、まずは、葉と茎を切り落としていきます。
4月に土植えしたときは小さかった苗が、こんなにたくましい茎になり、生長を支えてくれました。
収穫数は、今日の収穫で合計105個になったので、平均したら、1株あたり50本以上の万願寺とうがらしの実を採ることができました♪
そこで、4月からの栽培記録を振り返ってみました。
1.土作りと苗の植え付け
今年の万願寺とうがらしの品種は、「甘とう美人」という品種を選び、育てるのは700型の大きなプランターを使うことにしました。
4月17日に苗を植え付けしましたが、土は市販の有機質肥料のみ入った培養土を使い、その1週間前に苦土石灰とさらに有機質のボカシ肥料を混ぜておきました。
元々の培養土に有機質肥料が入っているのに、ボカシ肥料も混ぜる理由ですが、培養土の肥料は緩効性肥料といって肥料の効き目が最初は弱いものなので、植え付け直後から生長を促すためにボカシ肥料も混ぜておきます。
とうがらしの植え付けは、40~50㎝の間隔で行います。
700型プランターだと、横の長さが70㎝なので、株間を40㎝とると2苗、植え付けることができます。
40㎝間隔で、苗のポット分の深さの穴をあけておき、ポットから取り出した苗をその穴に植えて、土を被せます。
横に傾いたりしないように土を埋めた後は、少し手で土を固めておきます。
最後に真ん中に仮支柱を立てて麻ひもで固定します。
万願寺とうがらしの背丈は、70㎝以上伸びるので、プランターの両側にも本支柱を固定しておきました。
あらかじめプランターに支柱を立てるための穴が開いているものだと、支柱を立てやすくて便利です♪
2.万願寺とうがらしの追肥のタイミングと追肥量
苗の植え付けから約1ヶ月後に最初の追肥を行いました。
今年から、全ての野菜を有機質肥料で育てているので、元肥に使ったものと同じボカシ肥料を与えます。
ちなみに、ボカシ肥料というのは、油かす、米ぬか、骨粉、牛糞などの植物性・動物性由来の肥料に土やもみがらなどを混ぜて発酵させて作った肥料のことです。
追肥の量は1株あたり3gの量を株元にまいておきました。
最初の追肥以降の追肥を行うタイミングですが、6月までは月に1回、7~8月は2週間に1回の割合で追肥を行いました。
そして、6月以降の追肥は、追肥の量を増やして、1株あたり10gの量をまいていきました。
これは、夏になると猛暑日が続き、野菜が失われる養分も多いため、多めの追肥が必要となるからです。
あと、甘系のとうがらしは、肥料のエネルギーと水分が足りなくなると甘さを失って辛くなってしまいます。
特に万願寺とうがらしは、甘いとうがらしの品種ですが、収穫した実が辛くなってきたら、水分か栄養分が不足しているサインなので、追肥の量や水やりの量を多めにすることによって、甘さを取り戻すことができます。
3.万願寺とうがらしの整枝作業
5月下旬になると枝の背丈も伸びて、花が開花してきました。
とうがらしは、この花が着果して、実を付けていき、その実を大きく生長させて収穫します。
そして、とうがらしは一番花の上の茎に花をどんどん咲かせていくので、一番花の下の元気な側枝を2本だけ残して、あとは根元から切って整枝していきます。
また同時に、枯れたり、虫に葉を食べられたような葉も園芸バサミで切っていきます。
これで、2株ともスッキリして、主枝と側枝2本の3本仕立てになりました(^^♪
この一番花の上に小さい花が開花していき、その花が着果して、甘い万願寺とうがらしが出来てきます。
4.月別の収穫数
最初の収穫は植え付けから2ヶ月以上、経過した6月25日でした。
6月の収穫数は、5本だけでしたが、7月は一気に増えて33本収穫することができました。
今年の京都の夏は、比較的、晴れの日が多くて、天気に恵まれたことが大きかったように思います。
8月もたくさんの実がなって、34本の収穫量でした。
しかし、9月に入ると、生長のピークが過ぎたのか、着果しても大きな実に育つまでに時間がかかるようになってきました。
9月の収穫数は、一気に減って8本だけでした(^^;
9月いっぱいで収穫を終えても良かったのですが、まだ実が青く成長してくるものもあったので、10月に入っても栽培を続け、10月の収穫数は25本になりました。
9月よりも10月のほうが収穫数が多かったのは、9月は1回しか追肥を行わなかったため、実が辛くなってきたので、10月の初めに追肥の量と回数を増やしたためです。
そのおかげで、2株で105本の実と、念願の100本の収穫を達成することができました!
これは、これまでの万願寺とうがらしの栽培で一番量が多いので、とっても嬉しかったです☆
万願寺とうがらしは、長さも10~20㎝と大きく、果肉も厚くて食べごたえがあり、味も濃い甘さがあるので、とっても美味しいです。
来年もチャレンジしたいですね☆
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