きゅうり(夏すずみ)の栽培記録(2022年春~夏)

きゅうりの育て方

 4月に苗の植え付けを行ったきゅうりの夏すずみの栽培ですが、7月いっぱいまでの収穫で株の成長が終わりました。

 8月に入ると株が枯れていくばっかりなので、成長が終わったようです。

 これで、今夏のきゅうり栽培を終えたので、株を撤去して、次の栽培のために畝を綺麗にしました。

 そこで、4月から7月までの約4ヶ月間の栽培記録を残しておきます。

 きゅうり栽培は、それ程、難易度が高くなく、今年は化成肥料を使わずに、有機質肥料と無農薬で育てましたが、たくさんのきゅうりの実を採ることが出来ました♪

1.土づくりと苗の植え付け

 きゅうり栽培の土は、適正なpHが弱酸性の6.0~6.5なので、育てる畑やプランターの土の土壌酸度がこの数値に収まっていたら、苦土石灰をまく必要はありません。

 特に露地栽培で、マルチを張って育てる場合は、土に酸性雨が降り注ぐこともないので、そのままの培養土で十分です。

 しかし、きゅうりは夏野菜のため、多量の肥料が必要なので、元肥は十分に混ぜておくことが必要です。

 植え付けの1週間前くらいに、有機質肥料のボカシ肥料を1株あたり10g(全部で30g)の量を土にまいて、しっかり、混ぜておきました。

 植え付けするきゅうりの品種は、病気につよい「夏すずみ」の苗が、いつも行く園芸店に売っていたので、3株購入して、植え付けしました。

 まずは、植え付け前にマルチを張っておきます。 

 マルチを張っておく理由は、雑草がたくさん生えるのを予防してくれる効果と、土の中が多湿状態になるのを防ぐ効果があるからです。

 きゅうりは、45~50㎝間隔で苗を植えつけるので、マルチをハサミで切って、穴をあけておきます。

 我が家の畝の長さは、150㎝なので、ぎりぎり3つの苗を植え付けることができます。

 それぞれの穴の土を掘って、苗を植えつけました。

 しかし、一番、左側の苗は、1ヶ月ほどで枯れてしまいました。

 苗にも当たり外れがあるので、仕方ないですが、あとの2株が大きく、成長したので、結果的には2株で十分でした。

2.支柱立てとネット張り

 きゅうりは成長が早く、茎とつるがどんどん伸びていくので、それを支えるための支柱立てとネット張りを行う必要があります。

 今年は、4月17日に苗の植え付けを行った20日後の5月7日に行いました。

 支柱は、太さ3㎝・高さ180㎝のものを使用しました。

 畝の両端に本支柱を立てますが、ネットを張る畝の端の方に本支柱を立てたほうが、収穫がしやすいです。

 これは、畝の真ん中にネットを張ると、きゅうりの茎がまっすぐにしか伸びないので、葉が重なってしまい、成長が弱くなるので、きゅうりの苗から、やや斜めに伸びていくように誘引した方が、太陽に当たる葉が多くなります。

 本支柱は畝の両側に、しっかりと差して、多少の負荷がかかっても倒れないくらい土の中に差し込みます。

 次にその本支柱どうしを支える支柱を横に固定します。

 この支柱は、本支柱よりも細くても良いので、太さ1㎝・長さ150㎝のものを使用しました。

 長さは、畝の長さに合ったものにします。

 そして、上下に2本、麻ひもを使ってしっかりと固定します。

 この麻ひもの固定がゆるいと、後々、支柱がずれてくるので、支柱がクロスしている全ての角にひもが通るように、しっかりと結んでおきます。

 最後にネットを張っていきます。

 まず。片側の本支柱の上側を麻ひもを使って、しっかりと固定します。

 そして、ネットの上側を本支柱どうしを支えている支柱に固定していきます。

 その後、片側の本支柱にネットの上から下までをしっかりと張って、麻ひもで固定します。

 反対側も同様に本支柱とネットを固定します。

 これだけでは、ネットがピンと張っていないため、きゅうりの実が付いた時に重さでネットがたるんでしまい、最悪の場合、きゅうりの実が地面に当たってしまう可能性もあります。

 そこで、私は、ネットの下側をマルチストッパーを使って、ネットがピンと張った状態にして固定します。

 こうすることによって、ネットが上下左右とも、しっかりと張った状態になります。

 ネット張りはしましたが、このままでは、きゅうりのつるがネットに巻き付いていかないため、ネット側に誘引する支柱を立てておきます。

 きゅうりの根がすでに張っているため、5㎝程離れた個所に斜めに支柱を差します。

このときに、ネット側へ傾くような斜めの角度で、支柱を立てます。

 最後に、この支柱ときゅうりの苗を麻ひもで固定して作業完了です。

 これからの管理は、きゅうりは第5節目までのつると雌花は摘み取って、第6節目以降のつるを伸ばすように管理していきます。

 あとは、きゅうりは土の乾燥に弱いので、土が乾燥しきっていたら、たっぷり水をあげます。

3.きゅうりの追肥と脇芽取り

 きゅうりは、成長が早いため、たくさんの栄養分を必要とするため、追肥は2週間に1回、行います。

 追肥の量は、1株3gずつ追肥しました。

 きゅうりが成長してくると、主枝とそこから出てくるつるが上へ上へと伸びてきます。

 そして、葉が5枚以上の5節目を超えてきたら、葉の脇から脇芽(子づる)が出てきます。

 この脇芽(子づる)を伸ばし続けていると5節目以上のきゅうりに栄養が行き渡らないので、脇芽を取っていきます。

 きゅうりの脇芽は、開花して、小さいきゅうりの実ができているものもありますが、「もったいない!」と思っても5節目以下の脇芽は取っていきます。

 手でつまんで取ると簡単にできます。

 そして、もう、6節目以上の脇芽が開花してきました。

 きゅうりの成長はとっても早いので、この花についたきゅうりが一番果(最初にできる実)になります。

 この株は、だいぶ主枝が伸びてきたので、支柱と結んでいた麻ひもを外して、ネットの方へ誘引もしておきました。

4.6月5日にきゅうりの初収穫

 きゅうりは成長が早く、1日で茎が3㎝も伸びると言われています。

 そんなきゅうりの性質のとおり、4月17日に苗をミニ畑に土植えしたきゅうりは、6月になると茎とつるが、どんどん伸びてきました。

 ネットにも綺麗に誘引出来て、株の成長が安定してきました。

 特にきゅうりは、5節目(下から5番目の葉までの位置)以下の脇芽の摘み取りがとても重要で、欠かさず脇芽取りを行ってきたことも、成長が良かった要因に思います。

 そんな我が家のきゅうり2株の一番果の実が成長してきたので、6月5日に初収穫を行いました。

 そして、その上の二番果もまだ、小さいですが、摘み取りました。

 きゅうりの一番果と二番果は、きゅうりの成長が早いので、最初の実を長い間大きくしすぎると、そこに栄養分が集中しすぎてしまい、株に負担がかかってしまいます。

 そこで、一番果と二番果を早めに収穫することによって、株の栄養分を上へ上へと回していけるので、新しい花や実に栄養が行き渡り、元気なきゅうりをたくさん作ることができます。

 きゅうりの一番果の目安は、開花から1週間~10日後で、長さが15㎝前後の大きさの時に収穫します。

 収穫は、きゅうりのへたの部分を園芸バサミを使って切って採ります。

 

 左の一番果は、20㎝ほどの大きさになってしまったので、もう少し早く収穫すれば良かった感じですが、二番果はちょうど良い大きさのうちに収穫することができました。

 そして、もう片方の株も一番果の大きさが16㎝ほどだったので、収穫しました。

 こちらの株は、ちょうど良い大きさのうちに一番果を採ることができました。

5.6月~7月までの収穫量

 6月5日に3本のきゅうりの実を初収穫をしてから、3~5日に1回は、何本かのきゅうりの実が採れるようになりました(^^♪

 きゅうりは大きくなりすぎると旨味がなくなってしまうので、私は20~25㎝くらいの長さの時に摘み取るようにしました。

 きゅうりは、2~3日放っておくと、実が大きくなりすぎて、味が落ちてしまうので、毎日の花の開花・着果・実の成長のチェックは欠かせませんでしたが、順調に育ってくれたので、朝にきゅうりのチェックをすることが、楽しい朝活になりました。

 2株育てて、6月の収穫量が18本、7月の収穫量が25本と合計43本のきゅうりを収穫することができました。

 ちなみに、今年、育てていた「夏すずみ」の品種は、夏に種まきして秋に収穫をすることができるので、秋収穫も挑戦したくなるくらいの美味しい品種でした(^^♪

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