気温の寒暖差って野菜に影響するの?

家庭菜園日記

 ここ数日、春日和だったんですが、気温がまた逆もどりした感じです。特に、私の住んでいる京都は朝と夜の気温がぐっと下がって、またコートを引っ張り出したりしています。

 今日、仕事から帰ってベランダのビニル菜園棚に付けている温度計の気温を見ると。。。

 6℃でした・・・

 寒いはずです。ちなみに、今日の京都の最高気温は16℃だったので、1日の寒暖差は10℃もありました!

 京野菜が全国的にも知名度があるのは、味に旨みがあり、おいしいと評判がありますが、京都の気温の寒暖差が京野菜の味の旨みを引き出していると幼い頃から親や学校で教わってきました。

 本当に、気温の寒暖差って野菜の旨みやおいしさを生み出すのでしょうか?

気温の寒暖差が野菜の生育に与える影響

 寒暖差が大きいと美味しい実のなる野菜の代表格がトマトです。特にトマトは昼夜の寒暖差が10℃以上あると生育に良いと言われています。それは、何故なんでしょう?

 トマトは、太陽の出ている昼間に土と水から吸いとった養分を蓄えようとします。この養分を蓄えようとするのに、太陽の光と温度が欠かせません。つまり、気温が暖かいと一生懸命、呼吸をして養分を蓄えようとします。そして、夜になって気温が下がると、呼吸を落ち着け、養分を使わなくなるために蓄えた養分を実に取り込もうとします。これが、寒暖差の大きさが作物の味に旨みを出す理由と言われています。

 逆に、夜の間も気温が高く寒暖差が小さいと昼間と同じように養分を蓄えることばかりして、実に取り込もうとしないので、旨みが出ない言われています。

 そして、このように昼夜の寒暖差が大きいと美味しくなる作物は、ぶどうやりんごのような果樹が多いです。

 私が毎年、育てているプチトマトの糖度が、スーパーで売られているプチトマトよりも糖度が高いのも、住んでいる京都の寒暖差が影響しているのかもしれません。

葉野菜も寒暖差の影響を受ける?

 葉っぱの部分を食べる葉野菜については、寒暖差が味を良くするかは、野菜の品種によって異なります。寒さに強いキャベツ、大根、ネギなどは寒暖差が大きいほど美味しくなると言われています。キャベツなんかは冷涼な高原で栽培されているイメージがありますね。

 逆にレタス、ほうれん草、きゅうりなどは寒暖差に弱いと言われています。これらの野菜の生育適温の幅が小さいことも理由です。極端に暖かくなったり、寒くなったりすると生育が悪くなることがあります。

 自分の住んでいるところに適した野菜や果物を育てていくのも、家庭菜園を上手にやるポイントかもしれませんね♪

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