露地栽培の大根の栽培記録

だいこんの育て方

 昨年の9月21日種まきして7ヶ月も経過した大根ですが、露地栽培の収穫が今日で終わりました。

 最後の収穫は、大1本、中1本、小2本でした。

 とある野菜の栄養に関する本によると「野菜は小さいほうが良い。」らしいですが、どれも有機栽培で育てた大切なオーガニック野菜なので、美味しく味わいたいです(^^♪

 我が家の大根栽培は、まだ、プランターで栽培している分とペットボトルで栽培している分がありますが、露地栽培の大根は、これで栽培が終わったので、種まきから収穫までの7ヶ月間を振り返ってみました。

1.大根の種まき

 

 大根の品種は、大きく分けて青首大根と白首大根の2つの品種があります。

 青首大根は、根の上部が緑色で、辛みが弱く甘みが強いのが特徴で、白首大根は、根の全面が白色で、耐寒性に強く、適度に辛みがあるのが特徴です。

 今年、栽培する大根の品種は、白首大根の「時なし大根」を育てることにしました。

 この品種は、白首系だいこんの中でも特に寒さに強く、長い期間かけてじっくりと育てる品種で、次の年の春に収穫する品種です。

 まず、土作りですが、大根の適正なpHは6.0~6.5の弱酸性です。

 青首大根を栽培する場合はマルチを張るので、栽培中に雨に当たって、pHが下がる心配はありませんが、白首大根を栽培する場合はマルチを張らないので、畝全体が雨に打たれるためpHは少し高めでも、ちょうど良いくらいです。

 今回育てていた「時なしだいこん」は、白首大根株間を30cmにするので、30㎝間隔で深さ1㎝ほこの穴を開けていきます。

 そして、1つの穴に4~5粒の種をまいていきます。

 種をまいた後は、土を被せて、風で飛ばされないように土を少し手で固めて、最後にたっぷり水やりをしておきます。

2.種まき後の間引きと追肥

 種まきから1週間ほど経過すると、まいた種が発芽してきます。

 大根の間引きは、合計で3回行いますが、1回目の間引きは、全ての種が発芽して双葉になった頃に、3本の芽が残るように間引きします。

 間引く芽を手で摘んだら、スッと抜けれくれます。

 間引いた後、土が不安定になっているので、少しだけ周りの土を残った芽の周りに土寄せして、軽く手で土を固めておきます。

 2回目の間引きは、種まきから約20日後に行いました。

 2回目の間引きは、残っている3本の芽を2本に絞るため、3本の芽のうち、生長が遅い芽を間引きます。

 2回目の間引きをし終わったら、1か所に5gの有機質肥料のボカシ肥料を株元にまきました。

 間引きした後は、肥料が土に混ざるように、少しだけ周りの土を残った芽の周りに土寄せして、軽く手で土を固めておきます。

 最後の3回目の間引きは、種まきから約1ケ月後くらいに、最後の1本の芽になるように間引きします。

 あとは、この残った芽を大きな株になるように育てていきます。

 ちなみに3回目の間引きの後も、1株に3gほどの追肥をしておきました。

3.寒い冬を乗り越えて春に収穫♪

 3回目の間引きを行った後は、およそ1ヶ月に1回くらい、1株に3gのボカシ肥料を追肥することと、土が乾燥していたら、水やりを行います。

 今年の冬は、大雪が降ったりしたので、ほとんど水やりは必要ありませんでした。

 12月になると、葉が大きくなってきましたが・・・

 1月の下旬には、大雪が降ったため、この下に大根が眠ってしまう状態になってしまいました(-_-;)

 しかし、3月に入って暖かくなってくると、白い根の部分が地上に出てきてくれました♪

 最初の収穫は、3月31日と、種まきから約半年後になりました。

 その後は、4月9日に1本、4月22日に4本と、大・中・小合わせて6本の大根が採れました!

 この「時なし大根」は、種まきから収穫まで、半年以上の長期間になりますが、苦味も少なく、とても甘い味で、寒さに強い品種なので、おススメです。

 春栽培の場合は、中間地で、4月~5月上旬に種まきすれば、育てることができます☆

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