巨峰の枝の剪定

ぶどう

 我が家の庭に植えた巨峰も8年目になりました。

 昨年は、害虫にやられた一昨年以来、2年ぶりにたくさんの房を実らせてくれました。

 ぶどう栽培は春から夏にかけてが、たくさんの栽培管理が必要になりますが、冬眠様態に入った冬の時期は、それ程、作業量が多くありません。

 しかし、そんな冬の時期でも、最も大切な作業となるのが枝の剪定になります。

 今週からの天気は、今年最大の大寒波が訪れる予報だったので、まだ、暖かい?今日のうちに今年最初の剪定作業を行いました。

品種によって異なるぶどうの選定方法

 ぶどうの剪定は、品種によって短梢(たんしょう)剪定と長梢(ちょうしょう)剪定という剪定方法に分かれます。

 短梢剪定は、剪定するときに枝の付け根から数えて2~3芽だけを残して短く切る剪定方法で、品種にはマスカットやデラウェアなどの品種があります。

 今人気のシャインマスカットも選定作業は、短梢剪定を行います。

 これらの品種は樹勢(木の栄養を行き渡らせる勢い)が弱いので、あまり枝が長いと先まで栄養が行き渡らないため、短めの芽のところで剪定を行います。

 これに対して、長梢剪定は枝の付け根から数えて4~7芽くらいを残して切る剪定方法で、品種ではピオーネや巨峰がこの剪定を行います。

 ピオーネや巨峰は、樹勢が強いので木の先まで栄養が行き渡るので長めに残しておくと、枝の先端まで栄養が行き渡り、着果しやすくなります。

 我が家のぶどうも品種は巨峰なので、長梢剪定を行い、枝の付け根から7芽くらいまでを残して、剪定を行います。

 長梢剪定といっても、昨年、収穫できた枝はだいぶ枯れているので、それらの枝は根元からカットし、今後、実を付けそうな枝を選んで、その枝を7芽くらい残すようにカットします。

巨峰の木の剪定をする時のポイント

 ぶどうの木を剪定する時に最も注意しなければならないのは、ぶどうが春に向けて成長しようとしている枝を切ってしまうことです。

 これらの枝を切ってしまうと枝の幹から樹液が出てきて、成長をじゃましてしまいます。

 よって、剪定は1~2月のブドウの木が生長を休んでいる時に行います。

 また私が、剪定する時に注意しているのは、昨年、実を付けた枯れ果てた枝は、枝の根元から切り、その後に今年、芽を付けそうな枝の先を7芽くらい残して切っていくことです。

 とはいっても、プロのぶどう農家の方も剪定は難しいので、1日で全ての枝を剪定するのではなく、何日かに分けて、1~2月までの休眠期間にゆっくりと剪定していくようにしています。

 今日は、昨年、着果した枝は全て根元から剪定して、それ以外の今春に新芽が付きそうな枝を15枝くらい剪定しました。

 明日から、大寒波が訪れそうですが(-_-;)、ぶどうの木は休眠中なので、何事もなく、やり過ごしてくれたらいいな♪

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