レモンの木を植え付けて5年ほどになり、毎年、なかなか実を付けてくれなくて、今年こそは!っと冬から剪定をしてきたレモンの木も、花を咲かせて、葉もたくさん生い茂るようになりました。(花は、毎年、咲かせているのですけど・・・)
夏に向けて、着実に結実してくれるように、今日は夏枝の剪定を行いました。
レモンの木の夏枝って?
レモンの木の剪定は、基本的には3月に行います。それは、冬の間は、春に向けて体力を蓄えているのでなるべく枝を切って弱らせたくないからなのと、4月の春以降は、どんどん成長していくので、レモンの木の樹液が、枝を通って葉の先まで流れていっています。そんな時に、枝を切ってしまうと、樹液が枝の先から漏れてしまってもったいないからです。昨日の、ぶどうの木を伐採したときも、枝の先端から樹液が溢れ出てきてしまっていました。(あれは、本当は、もったいないんですね。)
では、この梅雨に入った時期に夏枝を剪定する目的は、何なのでしょうか?
レモンの木の夏枝というのは、前年の夏以降に伸びた枝で、この夏枝には実はつきません。よって、3月に前年の夏枝を剪定します。私のレモンの木も3月に夏枝を剪定しました。そして、3月の剪定で残した春枝を伸ばしていくのですが、4月以降に枝がグングン伸びてきて葉がだいぶ混み合ってきました。これは、春になって樹勢の強いレモンが樹液をどんどん枝に流しているので、枝や葉がどんどん増えていきます。そして、葉っぱどうしが重なり合って、風通しも陽当たりも悪くなってきています。このために梅雨入りする前に、風通しと陽当たりを良くするために、今年になって生えてきた夏枝を剪定する必要があります。私もレモンの木も、葉がたくさん生い茂っています。
このままでも良いのですが、今年は着実に春枝に着果させたいので、梅雨に入ったこの時期に剪定を行いました。
レモンの木の5~6月の剪定方法
本来、3月だけで良い剪定をこの時期にするので、剪定は必要最小限に行います。まず、いきなり枝を切っていかないで、全体の木の状態をしっかり確認します。
かなり葉が混み合っていますので、この枝の中から、不要な夏枝を見つけて剪定していきます。まず、3月に剪定したときの写真を見ながら、実を付けたい春枝だけは切り落とさないようにします。余計な枝を切り落とさないように、枝が若々しくて、他の葉の下になって陽が当たらない葉だけを探していきます。その枝の根元から園芸バサミで切っていきます。
この写真が、剪定後の写真です。最近伸びた夏枝で、陽当たりが悪くて残しても仕方ない枝だけを剪定しています。これ以上、剪定してしまうと着果しそうな枝まで剪定してしまうので、慎重に行いました。
レモンの木は2本植えていますが、2本とも剪定して、剪定後の写真はこんな感じです。
必要だと思われる枝だけを剪定して、陽当たりと風通しを良くしました。
5~6月の剪定時に注意する点
この梅雨の時期に剪定する時にもう一つ、注意する点があります。それは、虫の卵や幼虫がいないかを確認することです。レモンの葉は、蝶の幼虫の大好物なので、葉に卵を産んで、それが幼虫になり葉っぱを食べ尽くすことがあります。見つけたら捕まえて、別の場所に移動させる必要があります。
今日、剪定したときも早速、蝶の幼虫がいました。毎年、レモンの木に出現するアゲハチョウの幼虫でした。
せっかくだから、Googleレンズで撮影して、認識するか遊びました♪
ちゃんと、認識するんですね。凄いです!
それにしても、アゲハチョウの成虫は美しいのに、幼虫って何で?って毎年、思ってしまいます・・・
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